
結論「スーパーマリオやヨッシーのゲームで「子供のような驚き」を感じると、幸福感が高まり、燃え尽き症候群のリスクが下がることが判明しました!」
この記事はこんな方におすすめ
✅最近、仕事や勉強で「燃え尽き」を感じていて、やる気が出ない方
✅昔はゲームが好きだったけれど、最近は忙しくて遊べていない方
✅「マリオ」や「ヨッシー」などの任天堂ゲームに馴染みがある方
✅科学的根拠のある、手軽なストレス解消法やメンタルケアを知りたい方
時間のない方・結論だけサクッと知りたい方へ
🔴疑問:「いい大人がゲームなんて…」と思っていませんか? 激しい競争社会で疲弊する現代人にとって、マリオのようなポピュラーなゲームは本当にメンタルヘルスの役に立つのでしょうか?
🟡結果:マリオやヨッシーのゲームをプレイすることで「子供のような驚き」が喚起され、それが幸福感を統計的有意に高めることが分かりました。さらに、その幸福感が高まることで、燃え尽き症候群のリスクが大幅に低下することが示されました。
🟢 教訓:単に時間を潰す(逃避)ためではなく、ゲーム内の景色や音に「ワクワクする心」を取り戻すつもりでプレイすることが、心の回復につながります。難しいゲームより、明るく平和な世界観のゲームがおすすめです。
🔵対象:スーパーマリオやヨッシーのプレイ経験がある336名の大学生(フルタイム学生)を対象とした調査です。国籍は多様ですが、世界的に有名な日本のゲームを用いた研究であり、日本人にも十分応用可能です。

※本記事内の画像は主にChat GPTおよびGeminiを用いて、すべてAIで生成しております。
すべてイメージ画像であり、本文の内容を正確に表したものではありません。
あらかじめご了承ください。
はじめに
皆さん、こんにちは!
毎日忙しい日々を送る中で、ふと「最近、何かに心からワクワクした記憶がないな…」と感じることはありませんか?
常に何かに追われているような感覚で、空の色や道端の花に目を向ける余裕すらなくなっている自分に気づくと、なんだか寂しい気持ちになりますよね。
実はわたし自身も、仕事や日々の雑務に追われていると、どうしても視野が狭くなり、心のバッテリーが消耗してしまう瞬間があります。
そんな時、ふと昔遊んだゲームの音楽を聴いて、不思議と心がフワッと軽くなる経験をしたことはないでしょうか。
本日ご紹介するのは、まさにそんな「ゲームと心の回復」に関する最新の研究です。
掲載されているのは『JMIR Serious Games』という、カナダ発の「ゲームの医学・健康利用」を専門とする権威ある学術誌です。
今回は、おなじみの「スーパーマリオ」や「ヨッシー」が、私たちの疲れ切った心にどう効くのか、一緒に読み解いていきましょう。

以前にご紹介した、『ゼルダの伝説」と「ジブリ映画」を両方体験した若者は、幸福感や落ち着きが“2倍以上”に高まった』という論文です。
同じ任天堂のゲームなので、ご興味の有る方はぜひ!!
noteで簡略版も公開しています↓↓↓

自己紹介
こんにちは! 某県の大規模病院で外科医として約20年の経験を持つ「医学論文ハンター・Dr.礼次郎」です。
海外の権威ある医学雑誌に掲載された論文を一編ずつ読み解いた、
生の「一次情報」をもとに、医学に詳しくない方にもわかりやすく解説しています。
日々、皆さんに信頼できる医療情報をお届けします!

※本記事は、PubMed掲載の査読付き論文をもとに、現役医師が一次情報をわかりやすく解説しています。
以下に出典を明示し、信頼性の高い医療情報をお届けします。
今回読んだ論文
“”Super Mario Bros. and Yoshi Games’ Affordance of Childlike Wonder and Reduced Burnout Risk in Young Adults: In-Depth Mixed Methods Cross-Sectional Study””
(若年成人におけるスーパーマリオブラザーズとヨッシーゲームがもたらす『子供のような驚き(Childlike Wonder)』と燃え尽き症候群リスクの低減:詳細な混合研究法による横断的研究)
Winze Tam, Congcong Hou, Andreas Benedikt Eisingerich
JMIR Serious Games. 2025 Dec 19:13:e84219. doi: 10.2196/84219.
PMID: 41417495 DOI: 10.2196/84219
掲載雑誌:JMIR Serious Games【カナダ IF 4.1(2025)】 2025年より
研究の要旨(Abstract)
研究目的
若年成人の燃え尽き症候群に対し、スーパーマリオやヨッシーのような人気ゲームが「子供のような驚き」を育み、リスクを低減できるかを検証すること。
研究方法
41名への詳細なインタビュー(質的調査)と、336名のプレイヤーを対象としたアンケート調査(量的調査)を組み合わせた混合研究法を実施しました。
研究結果
ゲームはプレイヤーに「子供のような驚き」を与え、それが幸福感を高めることが判明。
さらに、幸福感の向上が燃え尽きリスクを有意に下げることが統計的に示されました。
結論
スーパーマリオやヨッシーは、単なる娯楽を超え、精神的な回復をもたらすデジタル空間として機能し、メンタルヘルスに寄与する可能性があります。
考察
この効果は単なる懐かしさ(ノスタルジー)だけでは説明できず、「子供のような驚き」という感情的経路が重要な役割を果たしています。
研究の目的
現代の若者は、「常に何かに繋がっていなければならない(Always-on)」文化や、経済的なプレッシャー、将来への不安から、深刻な燃え尽き症候群(バーンアウト)のリスクに晒されています。
これまでも「ゲームは現実逃避やリラックスに役立つ」とは言われてきましたが、「マリオのような世界的に有名なアクションゲームが、具体的にどうやって心の健康を守るのか?」というメカニズムまでは詳しく分かっていませんでした。
研究チームは、これらのゲームが持つ「明るさ」や「純粋さ」に着目し、これらが「子供のような驚き(Childlike Wonder)」という感情を呼び覚ますことで、心の回復力(レジリエンス)を高めるのではないか? という問いを立てました。

研究の対象者と背景
この研究の対象となったのは、スーパーマリオブラザーズまたはヨッシーシリーズのプレイ経験がある、336名のフルタイムの大学生です。
平均年齢は22.51歳。男女比はおよそ半々(男性51.2%、女性46.3%)です。
研究は2025年の7月から8月にかけて行われました。
被験者の具体的な国籍の内訳は記載されていませんが、インタビュー担当者が3つの異なる大陸の出身者で構成されており、多様な背景を持つ学生が含まれていると考えられます。
日本発のゲームを題材にしているため、キャラクターや世界観に親しみのある私たち日本人にとっても、非常に納得感があり、そのまま当てはめやすい結果と言えるでしょう。

研究の手法と分析の概要
この研究は、説得力を高めるために「定性調査(インタビュー)」と「定量調査(アンケート)」の2段階(混合研究法)で行われました。
定性調査(インタビュー)
41名の学生に対し、「ゲームをしてどう感じたか?」「日常生活にどう影響したか?」を25〜40分かけてじっくり聞き取りました。
これにより、数値だけでは見えない「生の感情」を抽出しました。
定量調査(アンケート)
336名に対し、「燃え尽きリスク」「人生の幸福度」「子供のような驚き」を測る心理尺度(7段階評価)で回答してもらいました。
集めたデータは、構造方程式モデリング(SEM)媒介分析という高度な統計手法を用いて、「驚き→幸福→燃え尽き低減」という因果関係が本当に正しいかどうかを厳密に検証しています。
「心の変化のルート」を特定するための手法です。

【補足:各種用語】
燃え尽き症候群(Burnout)
過度のストレスにより、情緒的に消耗し、物事に対して冷笑的(シニカル)になり、達成感が低下してしまう状態のことです。
子供のような驚き(Childlike Wonder)
雲の形や道端の模様など、大人が見過ごしてしまうような些細な日常の美しさや面白さに気づき、純粋に感動したり好奇心を持ったりする心のことです。
係数(b / Beta coefficient)
「あるスイッチを押した時に、どれくらい強く電気が流れるか」という「影響力の強さ」を表す数値です。
・プラスの値(例:0.30):アクセルです。片方が増えれば、もう片方も増えます。数字が大きいほど影響が強いです。
・マイナスの値(例:-0.48):ブレーキです。片方が増えれば、もう片方は減ります。
媒介(Mediation)
「仲介役」のことです。AとCの間にBが入ることで初めて効果が出る場合、「Bが媒介している」と言います。今回は「幸福感」がこの重要な仲介役です。
有意(Significance / P値)
「たまたま偶然そうなった」のではなく、「統計的に意味がある確かな結果だ」と判定されたことです。
研究結果
今回の解析で明らかになった、「ゲームが心を救うメカニズム」を、先ほどの「係数(パワー)」を使って解説します。
「驚き」が「幸福」のアクセルを強く踏む(係数 b=0.30)
まず判明したのが、マリオやヨッシーで「子供のような驚き」を感じると、それが「人生の幸福感」を確実に押し上げるという事実です。
統計解析の結果、この2つの関係を示す係数(b)は「0.30」でした。 これは統計学的に「しっかりとした正の影響がある」と言える強さです。
つまり、ゲーム内で「わあ、すごい!」と心が動けば動くほど、それに連動して「自分の人生は幸せだ」と感じる度合いも高まることが証明されました。

「幸福」は「燃え尽き」の強力なブレーキになる(係数 b=-0.48)
次に分かったのが、高まった「幸福感」は、「燃え尽き症候群」のリスクを強力に押し下げるということです。
ここでの係数(b)は「-0.48」太く強いパイプでつながっていることを示唆しています。
「幸せ」という橋を渡らないと効果が出ない(完全媒介)
ここがこの研究の一番面白いポイントです。
実は、単に「ゲームで驚く」だけでは、「燃え尽き」は直接減らないことが分かりました。
「ゲームで驚く」→「それによって幸せな気分になる」→「その結果、燃え尽きが減る」 という「幸福感というバトンパス」が行われた時だけ、燃え尽き予防の効果が発揮されるのです(これを統計用語で「完全媒介」と呼びます)。
つまり、「ただ淡々とプレイするのではなく、ワクワクして『あー楽しかった!幸せ!』と感じること」が、心の回復には不可欠だということです。

変化がなかった指標(陰性所見)と信頼性
性別による効果の違いはありませんでした。
男性でも女性でも、この「驚き→幸福→回復」という心のルートは同じように機能します。
また、使用した統計モデルの適合度も非常に良好で、データの信頼性は高いと言えます。
まとめると
マリオやヨッシーの「明るく、失敗してもやり直せる優しい世界」は、ただの暇つぶしではありません。
「驚き」というスイッチを押し、「幸福感」というエネルギーを生み出すことで、初めて私たちの燃え尽きた心を回復させてくれるのです。
研究の結論
マリオやヨッシーは、幸福感を経由して心を癒やす『デジタルな処方箋』である
本研究は、これらのゲームが単なる現実逃避ではなく、「子供のような驚き」を喚起し、それが「幸福感」へと変換されることで、燃え尽き症候群を防ぐという具体的なプロセスを科学的に解明しました。
現代社会のプレッシャーに晒された大人にとって、これらのゲームは「脳の休暇」を提供し、再び現実と向き合うための心理的な回復回路(パスウェイ)として機能するのです。

礼次郎の考察とまとめ
論文著者らの考察
著者らは、この効果が単なる「懐かしさ(ノスタルジー)」だけでは説明できないとしています。
マリオの「コインの音」や、ヨッシーの世界の「手作り感のある温かいデザイン」といった作り込まれた演出が、冷笑的(シニカル)になりがちな大人の心のガードを下げ、「世界はまだ発見と喜びに満ちている」という感覚(子供のような驚き)を呼び覚ますことが重要だと述べています。
ただし、これはあくまで「楽しんでプレイする場合」の話です。
生活を崩壊させるほど過度にのめり込んだり、現実から逃げることだけを目的にしたりすると、逆効果になる可能性もあると釘を刺しています。
日常生活へのアドバイス
この論文の結果を、私たち日本人が明日からの生活に取り入れるための具体的なヒントをまとめました。
「優しいゲーム」をあえて選ぶ
仕事で疲れている時こそ、殺伐とした対戦ゲームではなく、マリオやヨッシーのような「明るい色」「平和な世界観」のゲームを選んでみてください。
係数が示したように、それが幸福感を高める一番の近道です。
「寄り道」を楽しむプレイをする
最短でクリアすることだけを目指さないでください。
「背景の雲が動いてる!」「ここの隠し通路面白い!」といった「小さな発見」を意識しましょう。
その「ワクワクする心」こそが、幸福感へのスイッチになります。
1日15分、「脳の休暇」をとる
長い時間プレイする必要はありません。
心がささくれ立ってきたなと感じたら、少しだけコントローラーを握り、あの「コインの音」を聞きに行きましょう。
それはサボりではなく、科学的に裏付けられたメンタルケアの時間です。

「たかがゲーム」と侮るなかれ、ですね。
日本が生んだマリオたちが、世界中の若者のメンタルを、これほど明確な数値(係数)を伴って救っているなんて、なんだか誇らしくなりませんか?
疲れた時は、難しい自己啓発本を読むよりも、キノコ王国へちょっと「里帰り」するほうが、よっぽど心に効くのかもしれません。
締めのひとこと
「大人の鎧を脱ぎ捨てて、無邪気な自分に戻る時間を大切にしてください。」

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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これからも皆さまの知的好奇心を満足させられる情報をお届けできるよう努力していきます。
本ブログでは、Pubmed、医中誌、Clinical Key、ヒポクラ、m3、日経メディカル、ケアネットなどの信頼性ある医療情報サイトを参考に、論文の検索・選定を行っています。
記事の内容は、筆者自身が論文を読み解き、わかりやすく要約・執筆しています。
免責事項
本記事でご紹介した内容は、あくまで特定の査読済み医学論文の科学的知見を解説することのみを目的としており、筆者(Dr.礼次郎)個人の、診療上の推奨や個人的な意見ではありません。
特定の治療方法、治療薬、生活スタイル、食品などを批判する意図や、推奨する意図は一切ございません。
本記事は、医師による診断や個別の医療アドバイスに代わるものではありません。
実際の治療方針や服薬については、必ず主治医にご相談ください。
読者の皆様は、記事の内容をご自身の責任において吟味し、適切に判断してご利用ください。
記事内の画像やイラストは、AIを用いて内容をイメージ化したものであり、本文の内容を正確に表したものではありませんので、あらかじめご了承ください。



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