【衝撃】プロテインのタイミングは無意味?科学が暴いた「筋トレの迷信」14選

古い筋トレの迷信と科学的根拠に基づく筋肥大の仕組みを対比して示したフィットネスイラスト

結論「あなたがジムで信じている「常識」の6割以上が、実は科学的根拠のない思い込みかもしれません。」

この記事はこんな方におすすめ

✅運動後30分以内の「ゴールデンタイム」を死守している方
✅足がつるのを防ぐために、一生懸命マグネシウムを摂っている方
✅科学的に正しい知識で、無駄のないトレーニングをしたい方
✅SNSの筋トレ情報が多すぎて、何を信じればいいか迷っている方

時間のない方・結論だけサクッと知りたい方へ

🔴疑問:ジムでよく聞く「プロテインのタイミング」や「サプリの効果」は、最新の科学研究でも正しいとされているのでしょうか?

🟡結果:721人のジム利用者を調査した結果、14の知識のうち正解できたのはわずか5つでした。特に「プロテインのタイミング」や「マグネシウムの効果」は、多くの人が間違って信じていることが分かりました。

🟢教訓:枝葉のテクニック(タイミングなど)に振り回されず、「1日の総摂取量」や「正しい可動域(フルレンジ)」といった基本を重視することが、最も効率的な近道です。

🔵対象:オーストリアのフィットネスセンターに通う成人721名が対象です。筋肉の仕組みは万国共通であり、情報源も世界的に似通っているため、日本人の私たちにとっても非常に教訓に富む内容と言えます。

※本記事内の画像は主にChat GPTおよびGeminiを用いて、すべてAIで生成しております。
すべてイメージ画像であり、本文の内容を正確に表したものではありません。
あらかじめご了承ください。

はじめに

皆さん、こんにちは!

トレーニングを頑張っている皆さんは、「筋トレ後30分以内にプロテインを飲まないと筋肉が減る!」なんて話を信じて、大急ぎでシェイカーを振った経験はありませんか?

わたしも、筋トレ後にプロテインを飲み干し、むせてしまった苦い経験があります。

あの必死さは、今振り返ると少し滑稽ですが、それだけ「常識」を信じていた証拠でもあります。

本日ご紹介するのは、そんな「ジムの常識」がいかに科学と乖離しているかを白日の下にさらした、非常に刺激的な研究です。

この論文は、イギリスの権威ある総合科学誌『Scientific Reports』に掲載された最新の知見です。

今回は、私たちが信じ込んでいる「筋トレの迷信」の正体を、礼次郎と一緒に詳しく読み解いていきましょう。

noteで簡略版も公開しています↓↓↓

【衝撃】プロテインのタイミングは無意味?科学が暴いた「筋トレの迷信」14選|Dr.礼次郎
私たちがジムで信じている「常識」の6割以上は、科学的根拠のない迷信かもしれません。 721名を対象にした調査の結果、14の知識のうち正しく正誤を判断できたのはわずか36%という、衝撃の真実が明らかになりました。 こんにちは! 某県の大規模病...

自己紹介

こんにちは! 某県の大規模病院で外科医として約20年の経験を持つ「医学論文ハンター・Dr.礼次郎」です。

海外の権威ある医学雑誌に掲載された論文を一編ずつ読み解いた、

生の一次情報をもとに、医学に詳しくない方にもわかりやすく解説しています。

日々、皆さんに信頼できる医療情報をお届けします!

信頼できる医学情報を発信する外科医・Dr.礼次郎が指を指すイラスト

※本記事は、PubMed掲載の査読付き論文をもとに、現役医師が一次情報をわかりやすく解説しています。
以下に出典を明示し、信頼性の高い医療情報をお届けします。

今回読んだ論文

“”Knowledge of gym goers on myths and truths in resistance training””

(筋力トレーニングにおける神話と真実に関するジム利用者の知識)

Alexandra Unger, Clemens Mosgan, Christofer Wolte, et al.

Sci Rep. 2025 Jan 27;15(1):3401. doi: 10.1038/s41598-025-87485-8.

PMID: 39870800 DOI: 10.1038/s41598-025-87485-8
掲載雑誌:Scientific Reports【イギリス IF 3.9(2023)】 2025年より

研究の要旨(Abstract)

研究目的

ジム利用者が、筋力トレーニングに関する科学的な「真実」と「迷信」をどの程度正確に理解しているかを調査することです。

研究方法

オーストリアのジム利用者721名を対象に、45件の系統的レビューから厳選された14の質問によるデジタル調査を実施しました。

研究結果

14項目中、正解率が有意に高かったのは5項目のみで、プロテインのタイミングなどの項目では多くの人が誤解していました。

結論

科学的エビデンスは一般のジム利用者に十分に浸透しておらず、教育や情報伝達の方法を改善する必要があります。

考察

SNSなどの非科学的な情報源の影響が強く、科学的な発見が現場に定着するまでの「時間の壁」も課題として指摘されています。

研究の目的

この研究が解決しようとしたのは、「科学の専門家が知っている真実が、実際にジムで汗を流す人々に正しく伝わっているか?」という問題です。

筋力トレーニングに関する研究は日々進歩していますが、その成果が現場の「常識」として正しく翻訳されているかは不明でした。

そこで、一般の利用者が「エビデンスに基づいた正しい知識」を持っているのか、それとも「根拠のない迷信」を信じているのかを明確にするためにこの調査が行われました。

研究の対象者と背景

今回の調査は、オーストリアのカリンティア州にある20のフィットネスセンターに通う人たちを対象に行われました。

対象者の内訳

人数 

721名(男性約6割、女性約4割)

平均年齢 

30.1歳

主な目的 

約45%が「筋肥大(筋肉を大きくすること)」を目的としていました。

日本人への適用性

この研究結果は、日本人の私たちにも強く当てはまると考えられます。

理由は、SNSやウェブサイトを通じて世界中で同じようなフィットネス情報が消費されているからです。

筋肉の生理学的メカニズムに大きな人種差はないため、この「知識の乖離」は日本のジムでも同様に起きていると礼次郎は推測します。

研究の手法と分析の概要

研究チームは、まず最新の45件の系統的レビュー(科学的信頼性が高い論文のまとめ)から、14の重要なトピックを抽出しました。

情報の質を担保する多段階プロセス

調査票の作成には、専門家による議論と、初心者から上級者までを含めたテスト調査を経て、誰にでも分かりやすい内容になるよう工夫されています。

実際の調査は、対面でQRコードを配布して行われ、スポーツ科学の学生などの専門知識を持つ層を意図的に排除することで、「一般利用者のリアルな声」を抽出しました。

【補足:各種用語】

系統的レビュー(Systematic Review) 

特定のテーマに関する過去の論文を網羅的に集めて分析した、最も信頼性が高いとされる研究手法です。

フルROM(Range of Motion) 

「フル可動域」のこと。関節を最大限に大きく動かしてトレーニングすることを指します。

カイ二乗検定 

回答の偏りが「単なる偶然」なのか「明らかに多くの人がそう信じている」のかを統計的に判断する手法です。

研究結果

多くの人が正解できた「5つの真実」

以下の項目は、科学的な事実として多くの利用者に正しく認識されていました。

• プロテイン摂取は筋肥大・筋力向上に有効である(正解率 86.5%)

• クレアチンは筋力を向上させる(正解率 73.8%)

• フルレンジ(広い可動域)の方が筋肥大に効果的である(正解率 70.2%)

• 筋トレをしても柔軟性は低下しない

• 最大筋力を高めるには高負荷トレーニングが不可欠である

驚くほど多くの人が信じている「5つの迷信」

一方で、最も警鐘が鳴らされていたのは、以下の「科学的には否定または疑問視されているのに、常識だと思われている」項目です。

項目ジム利用者の認識(誤解)科学的エビデンスの視点
プロテインのタイミング64.4% が「重要だ」と信じている迷信:摂取のタイミングより「1日の総摂取量」が重要
マグネシウムと足つり82.9% が「予防に効く」と信じている迷信:足つり予防に有効という十分な証拠はない
炭水化物の即効性74.5% が「直前の摂取で即パワーアップ」と信じている迷信:筋トレ直前の摂取で即座に能力が高まる効果は限定的
週複数回のトレーニング90.3% が「週複数回の方が週1回より(同ボリュームでも)優れている」と信じている迷信:総ボリュームが同じなら頻度による差は小さい
男女の差64.6% が「男性の方がトレーニング効果が高い」と信じている迷信:相対的な向上率において男女差は認められない

意見が割れた「グレーゾーン」の知識

「動物性プロテインは植物性より優れているか」や「追い込み(限界までの反復)は必須か」といった項目については、正解と不正解がほぼ半々に分かれました。

これは科学者の間でも議論が続いている、あるいは現場での情報が最も錯綜している部分と言えるでしょう。

この結果から言えること

私たちが「効率的だ」と信じて行っている工夫のいくつかは、実は科学的にはあまり意味がないか、優先順位が低いものかもしれません。

特にサプリメントに関しては、マーケティングの影響で効果が誇張されて伝わっている可能性が高いです。

研究の結論

この研究の核心は、「どれだけ優れた科学的発見があっても、それが正しく伝わらなければ価値が半減してしまう」という点にあります。

特に栄養戦略(プロテインのタイミングなど)において、古い知識や誤った「神話」が根強く残っていることが浮き彫りになりました。

私たちは、最新の科学情報をキャッチアップし、より「本質的」な部分(トレーニングの強度や総量など)に目を向ける必要があります。

礼次郎の考察とまとめ

論文著者らの考察

論文の著者たちは、この知識の乖離を埋めるために以下の課題を挙げています。

情報伝達の遅れ 

科学的知見が標準的な実践になるまでに平均17年もかかっている現実があります。

SNSの光と影 

手軽に情報を得られる反面、誤った情報が拡散されやすい環境にあります。

専門家の役割 

科学者は、もっと視覚的で分かりやすい形(インフォグラフィックなど)で情報を発信すべきです

日常生活へのアドバイス

この論文を読んで、明日から皆さんが変えられる具体的な行動を礼次郎が提案します。

「ゴールデンタイム」に縛られない 

プロテインを飲むタイミングでパニックになる必要はありません。

1日を通して十分なタンパク質を摂ることに集中しましょう。

サプリメントの盲信をやめる 

マグネシウムで足つりが治ると信じ込む前に、トレーニング強度や水分補給など、より基本的な要因を見直しましょう。

「大きく動かす」を基本に 

フルレンジでのトレーニングは、科学的に証明された「真実」です。

可動域を犠牲にして重すぎる重量を扱うのは避けましょう。

自分を信じる 

「女性だから筋肉がつきにくい」というのも一種の迷信です。

適切な負荷をかければ、性別に関わらず筋肉は応えてくれます。

情報が多すぎる今の時代、何を信じればいいか分からなくなるのは当然です。

でも、こうして一次情報である論文に触れることで、あなたの知識は少しずつアップデートされています。

細かい迷信に振り回されず、どっしりと構えてトレーニングを楽しみましょう!

筋肉は裏切りませんが、時には「噂話」があなたを裏切ることがある、ということを忘れないでくださいね。

締めのひとこと

迷信を脱ぎ捨てたとき、あなたの体はもっと自由に、もっと強く変わっていきます。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!

もし本記事が参考になったら、他の記事もぜひのぞいてみてください。

これからも皆さまの知的好奇心を満足させられる情報をお届けできるよう努力していきます。

本ブログでは、Pubmed医中誌Clinical Keyヒポクラm3日経メディカルケアネットなどの信頼性ある医療情報サイトを参考に、論文の検索・選定を行っています。
記事の内容は、筆者自身が論文を読み解き、わかりやすく要約・執筆しています。

画像は主にChat GPT・Geminiを使用しAIで作成しております。

あくまでも、すべてイメージ画像です。

本文の内容を正確に表した画像ではありませんのでご注意ください。

免責事項

本記事でご紹介した内容は、あくまで特定の査読済み医学論文の科学的知見を解説することのみを目的としており、筆者(Dr.礼次郎)個人の、診療上の推奨や個人的な意見ではありません。

特定の治療方法、治療薬、生活スタイル、食品などを批判する意図や、推奨する意図は一切ございません。

本記事は、医師による診断や個別の医療アドバイスに代わるものではありません。

実際の治療方針や服薬については、必ず主治医にご相談ください。

読者の皆様は、記事の内容をご自身の責任において吟味し、適切に判断してご利用ください。

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