エリートアスリート必見!ビタミンDサプリでパフォーマンスは劇的に変わるのか?

ビタミンD補給により筋力(ウェイトリフティング)と有酸素持久力(ランニング)を向上させ、パフォーマンスを最適化するエリートアスリートの合成イメージ。VO2maxと無酸素パワーの改善を示唆する最新論文の根拠を示す。

結論「ビタミンDサプリメントは、エリートアスリートの有酸素持久力、無酸素パワー、および筋力を高める上で最も大きな効果をもたらす可能性があります」

  1. この記事はこんな方におすすめ
  2. 時間のない方・結論だけサクッと知りたい方へ
  3. はじめに
  4. noteで簡略版も公開しています↓↓↓
  5. 自己紹介
  6. 今回読んだ論文
  7. 研究の要旨
    1. 研究目的
    2. 研究方法
    3. 研究結果
    4. 結論
    5. 考察
  8. 研究の目的
  9. 研究の対象者と背景
    1. 研究対象者の構成
      1. 人数と性別
      2. 平均年齢
      3. 対象競技
      4. サプリメント投与方法
    2. 日本人への応用に関する考察
    3. 日本人への応用
  10. 研究の手法と分析の概要
    1. 分析の流れと信頼性
      1. 文献検索と選定
      2. 信頼性を担保する工夫
      3. なぜこの手法が使われたのか?
    2. 【補足:各種用語】
      1. システマティックレビュー
      2. 最大酸素摂取量(VO2max)
      3. PWC-170 (Physical Working Capacity-170)
      4. 25-ヒドロキシビタミンD(25[OH]D)
      5. 骨ミネラル密度(BMD)
      6. 無酸素パワー(Anaerobic Power)
  11. 研究結果
    1. 有酸素持久力(VO2max)の大きな改善
      1. VO2maxとPWC-170の有意な向上
      2. 具体的な増加量
      3. 機序の可能性
    2. 爆発的な筋力とパワーの一貫した増加
      1. 筋力/パワー向上の研究
      2. 具体的な改善例
    3. スプリント速度と炎症指標への不確実な影響
      1. スプリント速度
      2. 炎症指標
    4. 研究結果のやさしい解釈
  12. 研究の結論
    1. ビタミンDは、運動パフォーマンス向上のための重要な要素である
  13. 礼次郎の考察とまとめ
    1. 論文著者らの考察
      1. パフォーマンス向上の解釈
      2. 骨の健康と課題
      3. 研究の限界と今後の課題
    2. 日常生活へのアドバイス
      1. パフォーマンス向上のための実践ヒント
      2. 日照が少ない冬季はビタミンD補給を最優先に
      3. トレーニング内容に応じて補給の重要度を再認識する
      4. 経口投与のD3製剤を選ぶ
      5. 安全な用量内で継続する
  14. 締めのひとこと
  15. 免責事項

この記事はこんな方におすすめ

✅運動パフォーマンスを科学的に向上させたいと考えているアスリートや指導者
✅ビタミンDが運動能力や怪我のリスクにどう影響するか知りたい方
✅冬季や日照時間が短い環境でトレーニングしている方、屋内で活動する機会が多い方
✅信頼できる医学論文に基づいて、ビタミンDサプリメントのメリットと限界を理解したい方

時間のない方・結論だけサクッと知りたい方へ

🔴疑問:「ビタミンDのサプリメントは、本当に一流アスリートの競技能力や怪我のリスクを減らすのに役立つのか?」という疑問に答えるため、プラセボ対照ランダム化比較試験(RCT)を統合的に分析しました。
🟡結果:ビタミンDサプリメントは、最大酸素摂取量(VO2max)脚のプレスやチンアップなどの筋力、無酸素パワーを向上させる上で最も大きな利益をもたらす可能性が示されました。一方、炎症マーカーや骨の健康に対する一貫した効果はまだ不明瞭です。
🟢教訓:ビタミンD不足が深刻なアスリートは、特に日照時間が少ない季節や高緯度地域でのトレーニング中にサプリメント摂取を検討する価値があります。推奨される上限量(4000 IU/日)を超えた高用量摂取には注意が必要です。
🔵対象:このレビューの対象は、主に世界中のエリートアスリート482名(うち、男性350名、女性72名)を対象とした14件の高品質なRCTです。研究の地理的偏り(北緯35度以北が多い)はありますが、ビタミンDはすべての人間に共通のホルモン様物質であるため、適切な摂取は日本人アスリートにも十分応用可能と考えられます。

※本記事内の画像は主にChat GPTおよびGeminiを用いて、すべてAIで生成しております。
すべてイメージ画像であり、本文の内容を正確に表したものではありません。
あらかじめご了承ください。

はじめに

トレーニングに励むすべてのアスリートの皆さん、こんにちは。

競技能力を少しでも高めたい、怪我のリスクを避けたい、そう思って日々努力されていることでしょう。

わたしも現役の外科医として体力勝負の毎日ですが、パフォーマンスの向上には常に悩まされています。

特にサプリメントの世界は情報が氾濫しており、「結局どれが本当に効くのか?」と迷う方も多いはずです。

わたしも以前、「これを飲めば万能だ!」と聞いて試したものの、効果がよくわからなかった苦い経験があります。

今日、わたしが皆さんに紹介するのは、そんなサプリメントの中でも特に注目されている「ビタミンD」の最新の科学的知見です。

今回読み解いたのは、整形外科分野の権威ある医学雑誌「The Orthopaedic Journal of Sports Medicine」に掲載された、エリートアスリートに対するビタミンDサプリメントの効果を検証したシステマティックレビューです。

世界中でビタミンD欠乏がパンデミックと言われるほど増加している今、この重要なホルモン様物質が、皆さんの競技生活にどんな影響を与えるのか、一次情報に基づいて分かりやすく解説していきます。

noteで簡略版も公開しています↓↓↓

エリートアスリート必見!ビタミンDサプリでパフォーマンスは劇的に変わるのか?|Dr.礼次郎
長年の通説が覆されました。 ビタミンD補給は、怪我予防だけでなく、エリートアスリートのスタミナ(持久力)と爆発力(筋力)に大きな効果を示しています。 こんにちは! 某県の大規模病院で外科医として約20年の経験を持つ「医学論文ハンター・Dr....

自己紹介

こんにちは! 某県の大規模病院で外科医として約20年の経験を持つ「医学論文ハンター・Dr.礼次郎」です。

海外の権威ある医学雑誌に掲載された論文を一編ずつ読み解いた、

生の「一次情報」をもとに、医学に詳しくない方にもわかりやすく解説しています。

日々、皆さんに信頼できる医療情報をお届けします!

信頼できる医学情報を発信する外科医・Dr.礼次郎が指を指すイラスト

※本記事は、PubMed掲載の査読付き論文をもとに、現役医師が一次情報をわかりやすく解説しています。
以下に出典を明示し、信頼性の高い医療情報をお届けします。

今回読んだ論文

“”Effects of Vitamin D Supplementation in Elite Athletes: A Systematic Review””

(エリートアスリートにおけるビタミンDサプリメントの効果:システマティックレビュー)

Phillip B Wyatt, Charles R Reiter, James R Satalich, et al.

Orthop J Sports Med. 2024 Jan 3;12(1):23259671231220371. doi: 10.1177/23259671231220371.

PMID: 38188620 DOI: 10.1177/23259671231220371

掲載雑誌:Orthopaedic Journal of Sports Medicine【アメリカ:IF 2.57(2024)】 2023年より

研究の要旨

研究目的

エリートアスリートへのビタミンDサプリメント摂取が、有酸素能力、無酸素能力、炎症マーカー、および骨の健康に与える影響を調査すること。

研究方法

2022年11月30日までに発表された、無作為化プラセボ対照試験(RCT)のみを対象としたシステマティックレビューを実施した。

研究結果

ビタミンDサプリメントは、有酸素持久力、無酸素パワー、および筋力の向上の点で最も大きな利益をもたらす可能性が示された。

結論

エリートアスリートにおいて、ビタミンDサプリメントは有酸素持久力、無酸素パワー、および筋力の改善に最も効果があるかもしれない。

考察

骨の健康や怪我のリスクに対するビタミンDの効果を確定するには、さらなる研究が必要である。

研究の目的

この研究が解決しようとした具体的な問いは、「エリートアスリートがビタミンDサプリメントを摂取することで、競技パフォーマンス、炎症、骨の健康にプラスの影響があるのか?」ということです。

従来の研究では、ビタミンD欠乏が怪我のリスクを高めること、特に骨ストレス損傷と関連があること、そして世界的にアスリートを含む人口でビタミンD欠乏が蔓延していること が示されていました。

しかし、ビタミンDサプリメントがアスリートの体力や競技パフォーマンスに与える影響を調査した、複数のプラセボ対照ランダム化比較試験(RCT)を統合的に分析したシステマティックレビューは存在しませんでした。

そこで著者らは、以下の4つの具体的なアウトカム(成果指標)に焦点を当て、ビタミンDサプリメントの効果を検証することを目的としました。

(1) 有酸素能力
(2) 筋力、スピード、無酸素パワーなどの無酸素指標
(3) 炎症の血清バイオマーカー
(4) 骨の健康

彼らは、ビタミンDサプリメントがこれら4つすべての結果に肯定的な効果をもたらすという仮説を立てました。

研究の対象者と背景

この研究では、最初の2331件の論文から厳選された14件の研究(合計482名のアスリート)が最終的に含まれました。

研究対象者の構成

このレビューの対象者は、スポーツ組織に積極的に参加しているアスリートに限定されました。

人数と性別

合計482名の参加者(男性350名、女性72名。60名は性別不明)。

平均年齢

20.87歳(範囲:17.20〜27.00歳)。

対象競技

最も多かったのは屋外サッカー(226名、6研究)。
その他にラグビー、ボート、テコンドー、水泳・飛び込み、ウルトラマラソンランニングが含まれていました。

サプリメント投与方法

全ての研究で経口のビタミンD3(コレカルシフェロール)が使用され、カプセルまたは経口ドロップが用いられました。

投与期間は2週間超とされました。投与量は1日あたり2000 IUから7142.86 IUまで幅があり、平均1日投与量は4959.12 IUでした。

日本人への応用に関する考察

この研究の対象となったのは、主に北半球(北緯32.43度から54.51度)で実施された研究でした。

特に北緯35度以北では紫外線B波(UVB)の照射が不足することが知られており、ビタミンD不足のリスクが高い環境でトレーニングするアスリートが多く含まれていたことが示唆されます。

日本人への応用

日本も北半球に位置しており、特に冬季は緯度にかかわらず日照時間が短くなります。

ビタミンDが体内で遺伝子を調節するホルモン様化学物質であること、および世界の非アスリート集団と同様にアスリートのビタミンD欠乏の有病率が高いこと を踏まえると、このレビューの「欠乏を防ぐことでパフォーマンスが向上する可能性」という教訓は、日本人アスリートにも共通して重要な示唆を与えると考えられます。

特に、屋内競技や、朝早くまたは夜遅くトレーニングするアスリートは欠乏のリスクが高いため、意識的な対策が必要です。

研究の手法と分析の概要

この研究は、複数の高品質な無作為化プラセボ対照試験(RCT)システマティックレビュー(エビデンスレベル1)として実施されました。

分析の流れと信頼性

文献検索と選定

PubMed/Medline、Cochrane、CINAHL、Embaseなどのデータベースを使用し、「アスリート」「ビタミンD」などのキーワードで検索しました。

初期に2331件の記録が特定されましたが、厳格な包含基準(ランダム化、プラセボ対照、2週間以上の期間、経口投与、アスリート集団であること)と除外基準(非アスリートや軍事集団、ビタミンD以外を単独介入としていない研究など)に基づき、最終的に14研究が選ばれました。

信頼性を担保する工夫

論文選定、データ抽出、バイアスリスク評価(Cochrane Risk of Bias 2ツールを使用)は、独立した複数の著者によって行われました。

バイアスリスクが高いと判断された2研究は分析から除外されました。この厳格なプロセスにより、結果の信頼性が高められています

なぜこの手法が使われたのか?

ビタミンDが競技パフォーマンスに与える影響について、個々の研究結果は不均一(ヘテロな)であったため、このシステマティックレビューの手法を用いて、全体として最も信頼性の高い傾向を見つけ出すことが不可欠でした。

【補足:各種用語】

システマティックレビュー

特定の医学的疑問に対し、過去に行われた関連性の高い研究を、厳密な手順に従って収集・評価・統合する研究方法。

最大酸素摂取量(VO2max)

運動中に体が消費できる酸素の最大量であり、有酸素持久力を測る最も信頼できる指標です。

PWC-170 (Physical Working Capacity-170)

心拍数170拍/分に達した時点の運動能力を示す指標で、有酸素パワーの測定に使われます。

25-ヒドロキシビタミンD(25[OH]D)

血清中のビタミンDの主要な貯蔵形態であり、ビタミンDの状態を評価する際の標準的な指標です。欠乏症は50 nmol/L未満と定義されることが多いです。

骨ミネラル密度(BMD)

骨に含まれるミネラル量で、骨の健康状態や強度を示す重要な指標です。

無酸素パワー(Anaerobic Power)

酸素を使わずに短時間で最大限のエネルギーを発揮する、爆発的な運動能力を指します。

研究結果

この系統的レビューでは、2331件の初期研究から最終的に482人のアスリートを含む14件の研究が分析されました。

ビタミンD補給の恩恵が見られた指標について、具体的な数値とともに解説します。

有酸素持久力(VO2max)の大きな改善

ビタミンD補給が最も一貫してポジティブな結果を示したのは、有酸素持久力でした。

VO2maxとPWC-170の有意な向上

有酸素能力を評価した3つの研究のうち、2つの研究で最大酸素摂取量(VO2max)と身体作業能力-170(PWC-170)の有意な改善が示されました(P < .05)。

具体的な増加量

ポーランドのサッカー選手を対象としたある研究では、ビタミンD3を補給したグループのVO2maxの増加量が、非補給グループ(プラセボ)と比較して有意に大きく増加しました(補給群:8.65 ± 3.57 mL/kg/min、非補給群:5.03 ± 2.02 mL/kg/min。P = .021)。

また、同じ研究でPWC-170も補給群で有意に増加しました(P = .027)。

機序の可能性

ビタミンD濃度とVO2maxの間の正の相関関係のメカニズムは完全には解明されていませんが、ヘモグロビンやヘマトクリットのレベルが非補給群で低下するのを防ぐ効果が見られたことから、赤血球生成の増加に関連している可能性が示唆されます。

爆発的な筋力とパワーの一貫した増加

筋力および無酸素パワーの測定値も、補給群で一貫した増加が見られました。

筋力/パワー向上の研究

無酸素パワー/筋力を評価した7つの研究のうち、5つの研究で補給群における明確な改善が示されました。

具体的な改善例

補給群で有意な改善が見られた具体的な筋力テストには、以下のようなものがあります。

・予測1回最大加重リバースグリップ懸垂:5.5 kgの増加(P = .0002)。
・等速性膝伸展筋力:有意な改善(P = .019)。
・スクワット、デッドリフト、垂直跳び:有意な改善(P < .05)。
・レッグプレス:有意な増加(P = .034)。

また、テコンドー選手では、無酸素パワーを測定するWingateテストでもピーク無酸素パワーが有意に増加しました(P = .010)。

スプリント速度と炎症指標への不確実な影響

一方で、すべてのアウトカムで一貫した効果が見られたわけではありませんでした。

スプリント速度

スプリント速度を評価した6つの研究のうち4つでは、補給群と非補給群の間で有意な差は見られませんでした(P > .05)。

炎症指標

C反応性タンパク(CRP)については血中ビタミンDレベルと負の相関がありましたが、他の炎症性サイトカイン(TNF-aやIL-1β)については、補給による一貫した影響は確認されませんでした。

しかし、ある研究では、補給群でIL-6レベルが有意に低いことが示されています(P < .01)。

研究結果のやさしい解釈

この結果は、ビタミンDが、アスリートが長期的に高いパフォーマンスを維持するために不可欠な「スタミナ」と「爆発力」の両方に貢献している可能性を示しています。

特に、ビタミンDは骨格筋に存在するビタミンD受容体を介して、筋細胞の再生やミトコンドリアの健康維持に重要な役割を果たすという仮説もあり、これが筋力・パワーの向上に繋がっていると考えられます。

研究の結論

ビタミンDは、運動パフォーマンス向上のための重要な要素である

ビタミンD補給の効果は、研究プロトコルの多様性(異質性)のために一貫しない部分があるものの、今回の系統的レビューのデータは、エリートアスリートにとっての最大の利益が、有酸素持久力、無酸素パワー、および筋力の改善にあるかもしれないという点を力強く支持しています。

この知見は、ビタミンDが単なる骨の健康維持だけでなく、競技パフォーマンスの根幹に影響を与えるという認識を深めるものであり、アスリートの栄養戦略においてビタミンD補給を考慮する強い根拠となります。

礼次郎の考察とまとめ

論文著者らの考察

論文著者らは、ビタミンD補給に関するデータは有望であるものの、一貫性に欠ける(heterogeneous)と述べています。

パフォーマンス向上の解釈

著者らは、ビタミンD補給が有酸素能力(VO2max, PWC-170)や特定の筋力・パワー指標(垂直跳び、上半身の筋力など)に恩恵をもたらすことが示唆された点を強調しています。

VO2maxの向上は、ヘモグロビンやヘマトクリットの低下を防ぐ作用など、赤血球生成の増加に関連している可能性が議論されています。

骨の健康と課題

骨の健康に関するマーカーについては結果が矛盾していますが、血清ビタミンDレベルが低い被験者や非補給群において、骨代謝回転のバイオマーカー(PTH、BSAP、NTxなど)が高くなる(骨の健康が損なわれる傾向)が見られました。

研究の限界と今後の課題

著者らは、研究プロトコルや地理的位置、被験者のベースラインの血中ビタミンD濃度のばらつきなど、研究間の高い異質性(不均一性)が、結果を一律に解釈することを困難にしている主要な限界であると指摘しています。

今後、この集団における骨の健康や怪我の予防といったアウトカムに対する長期的な補給の利益を判断するためには、さらなる研究が必要であるとしています。

日常生活へのアドバイス

パフォーマンス向上のための実践ヒント

この最新の系統的レビューの結果を踏まえ、「医学論文ハンター・Dr.礼次郎」として、日本の読者であるアスリートや一般の方々が明日から実践できる具体的な行動ヒントを提案します。

日照が少ない冬季はビタミンD補給を最優先に

ビタミンD不足はアスリートの間で蔓延しており、特に日照時間が少ない高緯度の地域や冬季にトレーニングするアスリートはリスクが高いです。

日本人のわれわれがこの論文から学び活かせる教訓として、冬季(UVB放射が少ない時期)には、有酸素持久力や筋力維持のために、経口ビタミンD3製剤による補給を検討するといいのかもしれません。

トレーニング内容に応じて補給の重要度を再認識する

この論文は、ビタミンDが筋力・パワー(レッグプレス、懸垂、垂直跳び)および有酸素能力(VO2max)の改善に恩恵をもたらす可能性を示しました。

これらの能力向上が目標であるアスリートは、ビタミンD補給がトレーニング効果を増強する「隠れたサポーター」になるかもしれません。

経口投与のD3製剤を選ぶ

このレビューで効果が確認されたのは、すべてビタミンD3(コレカルシフェロール)の経口製剤でした。

サプリメントを選ぶ際は、D3製剤の経口摂取が適切であることが示されています。

安全な用量内で継続する

このレビューで使用された投与量は幅がありましたが、平均は1日あたり約5000 IUでした。

ただし、米国医学アカデミーは耐容上限量を4000 IU/日としています。

高用量(70,000 IU/週超)を長期間続けると、ビタミンDの作用が低下する可能性も指摘されています。

過剰摂取に注意しつつ、血中濃度を目標範囲内(75~125 nmol/Lを推奨するガイドラインもあります)に保つよう心がけましょう。

ビタミンDは、骨だけでなく、皆さんの「走る力」「跳ぶ力」「粘る力」にまで影響を与えることが、科学的に裏付けられつつあります。パフォーマンスの限界を突破するために、今日からあなたのビタミンDレベルに意識を向けていきましょう。

締めのひとこと

太陽の恵み、そしてサプリの力を、あなたの努力の「加速装置」に変えましょう

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!

もし本記事が参考になったら、他の記事もぜひのぞいてみてください。

これからも皆さまの知的好奇心を満足させられる情報をお届けできるよう努力していきます。

本ブログでは、Pubmed医中誌Clinical Keyヒポクラm3日経メディカルケアネットなどの信頼性ある医療情報サイトを参考に、論文の検索・選定を行っています。
記事の内容は、筆者自身が論文を読み解き、わかりやすく要約・執筆しています。

画像は主にChat GPT・Geminiを使用しAIで作成しております。

あくまでも、すべてイメージ画像です。

本文の内容を正確に表した画像ではありませんのでご注意ください。

免責事項

本記事でご紹介した内容は、あくまで特定の査読済み医学論文の科学的知見を解説することのみを目的としており、筆者(Dr.礼次郎)個人の、診療上の推奨や個人的な意見ではありません。

特定の治療方法、治療薬、生活スタイル、食品などを批判する意図や、推奨する意図は一切ございません。

本記事は、医師による診断や個別の医療アドバイスに代わるものではありません。

実際の治療方針や服薬については、必ず主治医にご相談ください。

読者の皆様は、記事の内容をご自身の責任において吟味し、適切に判断してご利用ください。

記事内の画像やイラストは、AIを用いて内容をイメージ化したものであり、本文の内容を正確に表したものではありませんので、あらかじめご了承ください。

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